女性がプロテイン飲むなら1日に何gまでかは、一概に言えませんが、プロテイン商品の1食分(20~35g)を、1日1回を目安にするとよいでしょう。
また、適切な量の摂取であれば、プロテインで太ることはありませんが、1gあたり4kcalあるので、1日の摂取カロリーが消費カロリーをオーバーすると太る可能性はあります。
単に「体に良さそうだから」飲むのではなく、1日に足りないたんぱく質を補う目的で、プロテインを上手に活用しましょう。
女性のプロテイン摂取目安は?
市販のプロテインでは、1食分20~35gで、およそ10~25gのたんぱく質が摂取できるので 1日1回までを目安にします。
女性がプロテインを飲む目的は人それぞれと思いますが、一般的には「たんぱく質を補う」ためであり、さらには、「体作り」「たんぱく質の摂取量が不足しがち」などが挙げられます。
では、1日に必要なたんぱく質量と、毎日の食事でどれほどのたんぱく質が摂取できているのか、確認していきましょう。
1日に必要なたんぱく質量
一般的に成人女性の場合、1日のたんぱく質推奨量は50gといわれますが、これは「欠乏によって病気にならない最低限の目安」です。
良好な栄養状態を維持するには、厚生労働省が発表する「身体活動レベル別に見たたんぱく質の目標量」を基準に考えます。
運動レベルⅠ | 運動レベルⅡ | 運動レベルⅢ | |
18~29歳 | 57~88 | 65~100 | 75~115 |
30~49歳 | 57~88 | 67~103 | 76~118 |
50~64歳 | 58~83 | 68~98 | 79~113 |
65~74歳 | 58~78 | 69~93 | 79~105 |
運動レベルⅠ:生活の大部分で座っていて、静かな活動が中心。
運動レベルⅡ:座った姿勢が中心だが、移動、立ち姿勢の作業、通勤や買い物での歩行、家事、軽いスポーツのいずれかを含む。
運動レベルⅢ:移動や立ち姿勢の作業が多い仕事。または、活発な運動習慣をもっている。
成人女性が、仕事と家事をこなしているなら、1日のたんぱく質はおよそ65~100gは必要。では、食事でたんぱく質はどれくらい摂取できているでしょうか?
食事でたんぱく質は不足してる?
現在、日本人のたんぱく質摂取量は平均で71.4gで、多くの人が目標量に不足しています。
その背景には、過度なダイエットや行き過ぎた粗食ブーム、肉食の回避などがあります。また、食事の時間がゆっくり取れず、朝食はパンとコーヒー、昼は麺類だけとなると、たんぱく質不足に陥ります。
成人女性は1日にたんぱく質65~100g必要なのに対し、食事では平均71.4gしか摂取できておらず、毎日10~30gのたんぱく質が不足してることになります。
プロテインは、この不足分を補うよう1日1回、たんぱく質が不足しがちな朝食時や、小腹が空いた時に飲むのがおすすめです。
「DAILY BASICプロテイン」は、5つのフレーバーが楽しめて、1食分で約23gのたんぱく質を補給できます。吸収の良いホエイプロテイン100%、たんぱく質含有量80%以上で、低糖質設計なので、脂肪をつけたくない方におすすめです。
「えんどう豆プロテイン×乳酸菌」は、1食で約10gのたんぱく質が補給できます。腸内環境を整える乳酸菌と、美容成分・スーパーフード・ビタミンなども配合され、女性にうれしいプロテインです。
【参照資料】・主な食材に含まれるたんぱく質量一覧
ご飯(お茶碗1杯・150g) | 3.8g |
食パン(8枚スライス1枚) | 4.9g |
うどん(ゆで・100g) | 2.6g |
中華麺(ゆで・100g) | 4.9g |
スパゲッティ(ゆで・100g) | 5.8g |
鶏肉(生)ささみ | 23.9g |
鶏肉(生)むね肉・皮付き | 21.3g |
豚肉(生)バラ肉 | 14.4g |
豚肉(生)ヒレ肉 | 22.2g |
牛肉(生)モモ肉・脂身付き | 16.4g |
牛肉(生)レバー | 19.6g |
紅鮭(100g) | 22.5g |
マアジ・皮付き(100g) | 19.7g |
マダコ・ゆで(100g) | 21.7g |
スルメイカ・生(100g) | 17.9g |
ゆで卵・1個60g | 7.5g |
牛乳(200ml) | 6.8g |
ヨーグルト(全脂無糖・100g) | 3.6g |
納豆(1パック・40~50g) | 6.6~8.3g |
木綿豆腐(1/4・100g) | 7.0g |
プロテインは摂り過ぎると太る?
たんぱく質は、筋肉・内臓・皮膚・髪などを作るのに欠かせない栄養素なので、摂取量が適切なら特に太ることはありません。
ですがプロテイン=たんぱく質は、1gあたり糖質と同じ4kcalあり、食事全体で摂取カロリーが消費カロリーをオーバーすると、その分体重増加につながります。
【牛乳との組み合わせ】
牛乳200mlには、たんぱく質が6.8g含まれるので、プロテインとは相性が良いのですが、カロリーも126kcalプラスされます。
例えば、えんどう豆プロテイン×乳酸菌 +牛乳=197kcal。これは、食パン6枚スライス1枚分のカロリーと同じです。牛乳と一緒に飲むときは、無脂肪牛乳にするなどの工夫が必要かもしれませんね。
【寝る前にプロテインを飲むと太る?】
寝る前にプロテインを飲んだからといって、太ることはありません。問題なので、上記でも述べたように摂取カロリーです。
ですが、夕方以降は活動量が少なくなり、カロリーの消費量も低くなるので、夜飲む場合は夕食のカロリーには気をつけましょう。
まとめ
女性がプロテインを飲むなら
- プロテイン商品の1食分(20~35g)
- たんぱく質10~25g摂取できるもの
を、1日1回の目安で飲むとよいでしょう。
プロテイン=たんぱく質で、1gあたり4kcalあるので、摂取カロリーが消費カロリーを上回るとその分太る可能性はあります。
たんぱく質が不足すると、疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなるともいわれるので、食生活を見直して、カロリーオーバーにならないよう、上手にプロテインを取り入れていきましょう。